小・中学生教育論1(やらせないことを重視する)(再掲)

 私が尊敬する糸山泰三先生は「10歳臨界期説」を提唱しています。これは人間の脳は10歳までに固まってしまうので、10歳まではスピード学習(100マス計算・ソロバンなど)やパターン学習(公文式など)をすることが危険であるという考え方です。

 

 宮本哲也氏、西村則康氏、高濱正伸氏などの(受験)教育の現場を知る方々の著作を読めば同じ考え方が示されていること気づくでしょう。

 

 これは中学受験を中心とする大都市での低年齢化する受験熱に対する警鐘として生まれたと言うことができますが、そもそも明治以来の日本の教育制度に対するアンチテーゼとして見ることもできます。

 

 いずれにしても、自分で考え自分で行動する人間を育てるために必ず必要な過程として幼少期(3歳~10歳)を考えれば、当然の帰結としてこのような考え方が生まれます。

 

ここで提唱させていただきます。

 

 ●10歳までは100マス計算はさせてはいけません!!

 ●10歳まではそろばんをさせてはいけません!!

 ●10歳までは公文式を勉強させてはいけません!!

 

 リスクを考えて11歳(小学5年)まではやめましょう!!

 

科学的な根拠はありません。しかし、危ない可能性があれば避けることが大切です。